制作裏話

撮影における挑戦

一番初めに直面した問題は、映画を制作するための資金をどう得るかでした。150万タカの撮影費のうち、40万タカはDBBLとMOJから寄付を得ることができました。私達は残りの資金を撮影日以前に用意しなければいけませんでしたが、それぞれの撮影ごとに、少しずつ資金を工面することになりました。また、制限された予算内で映画制作の技術面も考慮しなければなりませんでした。
「蟻地獄のような街」は、ダッカの実際の路上生活を元にしているため、私達は映画に現実味を加えたかったので、撮影は実際の路上生活者が住んでいる場所で行われることになりました。私達は、撮影に適した、スラム、建物などを見つけなくてはなりませんでした。
撮影のための機材が揃っていないことも、また別の大きな問題でした。映画を制作するためには多くの機材が必要ですが、バングラデシュでは手に入らなかったり、私達の求める質でなかったりするのです。しかし、私達は代用品を利用して、映画の技術面を補いました。
また、新しい映画制作法も、一つの挑戦でした。「蟻地獄のような街」はデジタル撮影で撮られていますが、それはバングラデシュの映画制作方法では新しい試みです。そのため、バングラデシュの通常の映画館では上映することができません。