バングラデシュについて

発展するダッカ

バングラデシュは、インドとミャンマーに挟まれた場所に位置する国で、北海道の約2倍の土地に、日本の人口より多い1億6千人を超える人々が住んでいます。公用語はベンガル語で、大多数の人々はイスラム教徒ですが、インド西ベンガル州からバングラデシュはベンガル地方と呼ばれ、詩人ロビンドラナート・タゴール、映画監督サタジット・レイを輩出するなど、文化的に優れた地域でもあります。また、ベンガルタイガーの生息するシュンドルボンを始めバゲルハットのイスラム遺跡などが、ユネスコの世界遺産に指定されており、隠れた観光地として人気があります。

しかし、一般的にバングラデシュというと、「アジアの最貧国」「洪水が毎年起こる国」というネガティブな印象を受けがちではないでしょうか。その印象は、正しくもありますが、その他の側面も、もちろんバングラデシュは持っています。

首都ダッカでは、年々、綺麗なショッピングモールが増え、街には綺麗な日本車が走り、スーツ姿のビジネスマンが携帯電話を片手に闊歩する姿が見られます。また、国土の大部分を占める農村部では、美しい田んぼが広がり、子どもたちが走り回っていて、人々のとびきりの笑顔に出会うことができます。

また、近年のバングラデシュは、繊維加工業が盛んです。世界各国から、中国、ベトナムに続く繊維加工産業国として注目を浴びており、日本の大手企業の生産部門が進出するなど、日系企業の進出も伸びてきています。日本で手に取ることのできるMade in Bangladeshの服は、今後も増えていくことでしょう。

ところが、その発展の裏側で、貧困層や路上生活者が数多く存在するのも、また事実です。
バングラデシュへ立ち寄ったことのある人なら、「バクシーシ(お恵みを)」と路上で声を掛けられた経験があるかもしれません。綺麗な民族衣装のサリーを着たお金持ちの女性が車に乗り込んでいる傍で、乳飲み子を抱えた物乞いの女性が路上に座り込んでいる、という光景が当たり前のように見られます。

経済発展の裏に気が遠くなるような格差を抱えつつも、人々の笑顔と優しさがあふれるバングラデシュ。この複雑な国は、今後どこへ向かうのでしょうか。

ダッカのスラム

格差が急速に広がりつつあるバングラデシュ。以下に参考サイト、情報を記載します。

■バングラデシュ関連情報

NHKスペシャル|沸騰都市 第3回 ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資

外務省: バングラデシュ人民共和国

【レポート】IT産業で経済成長を狙う? バングラデシュの首都ダッカの電脳ビルを見る

■バングラデシュ紹介動画

2009年3月20日。「蟻地獄のような街」の配給会社、ユナイテッドピープルの代表、関根のバングラデシュ、ダッカ訪問記録映像。
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